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特定非営利活動法人みんなのいえ

学生記者による取材の様子

今回はみんなのいえの事務所を訪問し、立正大の学生記者2名が取材を行いました。

■特定非営利活動法人みんなのいえ

特定非営利活動法人みんなのいえ(渡邊 貴義代表理事)は、高齢者や児童、障害者に対し、「ふれあいと健やかな生活」を提供することを目的に活動している法人です。2006年にNPO法人を設立して以来、利用者が自立した日常生活、社会生活を営むことができるよう、就労継続支援B型事業所やグループホーム、デイケアハウスを運営しています。

■利用者に寄り添った支援

新聞バックを作成しています

今回は就労支援B型事業所「ワークハウスみんなのいえ」を訪問し、活動の様子を見学させていただきました。
事業所での活動は多岐にわたっており、利用者はピザ・クッキーの製造販売や内職、リサイクル活動(古紙回収)、清掃作業などを行っています。
ピザ・クッキーの製造販売では、カフェに商品を卸したり、近所の方に販売しています。商品は好評でリピーターが多いようです。
内職では、英字新聞を用いて焼き芋販売用のバッグを作成したり、100円ショップで販売される商品の袋詰め作業を行っています。利用者の障害特性に合わせて内職をされているとのこと
                      でした。
また、こちらの事業所では利用者の方々の励みになるよう、四季折々の行事や誕生日会、レクリエーションを行っているそうです。

■楽しい事業所づくりを

渡邊代表は、「ワークハウスみんなのいえでは『元気で楽しく』、『1日1日楽しく』を大事にしている。」とおっしゃっていました。そのおかげか、利用者の皆さんは、仲間意識が強く和気あいあいとしているそうです。
今後の目標については、「グループホームをもう一つ作りたい。(利用者はグループホームで暮らしながら、日中はワークハウスで働くということも可能なので、)慣れた環境で過ごしたいという方などのニーズに応えられるようにしていきたい。」とおっしゃっていました。

■取材を終えて

渡邊代表の「利用者の目線に立ち、コミュニケーションを取っていく」という話が印象に残りました。障害を持った方たちと共に悩み、考え、それぞれが望む将来に携わっていることが伝わってきました。また、利用者の特性を判断したうえでの支援の仕方は様々であること、支援員は一人ひとりの個性を尊重し、寄り添いながらその方々に応じた方法で未来を開拓していくのだと感じました。
そして、お話を伺うなかで利用者にとっては、みんなのいえが自分の居場所になっているのだと感じ、心地の良いところで過ごしていくことは気持ちの安定にも繋がっていくのだと思いました。

■特定非営利活動法人みんなのいえの詳細情報

法人所在地 〒366-0052 埼玉県深谷市上柴町西2丁目10番地6
取材対応者 代表理事 渡邊 貴義
取材記事担当者 立正大学社会福祉学部1年 相原 紗織

作成日:2022/01/14 取材記者:北部地域振興センター