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R407/R293 往来記

歴史 地域

第6回 閑馬の風アート館オープン

閑馬の風アート館外観

第5回(2019年2月26日)の記事以降、忙しさに紛れて記事作成が進みませんでした。
2017年9月に佐野市閑馬町の古民家を取得し「風神雷神荘」と名付けて以来、熊谷と佐野の行き来をしながら、片付けや補修を進め、今年の3月から本格的に居住できる状況になりました。
いよいよ2地域居住の開始になりました。
中山間地の古民家の保存が目的ですが、日本の伝統的建築による建物の活用を図ろうと、古民家ギャラリーを開設することにしました。
早速、準備に入り、令和元年5月1日開館と勝手に決めてスタートしました。ところが、その時期に、栃木県の補助制度の情報が入りました。
補助制度の趣旨に感動し、ダメもとでと思い応募しました。応募内容はギャラリーにカフェを加えることです。
驚くことに採択されました。ここから、無理を承知で「73歳の創業」に向かって走り始めてしまいました。
趣味から事業へと変化したのですから、特にカフェを加えたことで、保健所の許可手続きや消防署への届け出など、一気に作業量が増えてしまいました。
老身に鞭打って、ようやく11月1日オープンすることになりました。
今回は取材記事ではなく、我が山荘を活用した「閑馬の風アート館」について書きたいと思います。

■風神雷神荘(閑馬の風アート館)案内

急坂の入口

【住所】 栃木県佐野市閑馬町2163
熊谷からは国道407号で足利市内に至り、国道293号で佐野市に入ります。
国道293号から別れ県道66号線で新合地区に入り、JA愛村支店前交差点を右折し、閑馬小学校を左手に見て、300mほど先の示現神社手前の道を右折。閑馬川を渡ると、道は更に急勾配。山の入り口の集落です。(スポット写真参照)

庭のモニュメント

【敷地と建物配置】
土地総面積 469坪(1549.11㎡)の広さ。段差のある地形で、山裾周りに石垣が築かれています。まるで山城跡を思わせる景観。段差のある地形は、メリハリが利き、視覚的にも美しさが増します。
敷地内に、母屋と蔵・納屋が4棟あります。




【母屋の延べ床面積】
67坪(222.8㎡)で部屋数12室です。
母屋をギャラリー本館とし、納屋3棟をそれぞれ①西納屋ギャラリー②庭ギャラリー③東納屋ギャラリーとしています。

屏風と雛人形

【本館ギャラリー】
土間スペース(18.18㎡)、和室(13.22㎡ 8畳)2つを使用。
古民家のほの暗い室内には、日本の伝統文化作品が似合うと思います。見る機会の無くなった屏風や掛け軸。伝統工芸品などの数々の作品に触れながら、一時を過ごすことのできる空間としました。

西納屋ギャラリー入口

【西納屋ギャラリー】
納屋を改修したギャラリースペースです。約20㎡の広さです。室内はリサイクル品利用による展示パネルなど、手作り感溢れる空間になっています。

庭ギャラリー西入口

【庭ギャラリー】
元はシイタケ栽培用の小屋と作業場所となっていた下屋(屋根が付いている)を改修し、小屋は資材置き場にし、下屋をオープンギャラリーにしてみました。
ギャラリースペースと庭は一体的に利用できます。下屋部分は約20㎡です。

東納屋室内

【東納屋ギャラリー】
元材木置き場。約20㎡の広さです。東側と南側は壁面があります。北側はオープンでバラなどを植栽した庭に接しています。西側は出入口となっています。一段高い場所ですから、西側からは閑馬の山々が望めます。

■開館スケジュール

プレオープン:11月1日~10日 10:00~16:00
なにしろ館長兼スタッフ(兼カフェ担当)です。1人3役をこなすつもりですから、まずは、ギャラリーでオープンし、来館者の皆様からアドバイスを頂戴しようと思い、10日間は試し運転としました。

準備中の本館内

オープン日程と第1回企画展案
11月17日正式オープンとしました。同時に第1回企画展を開催します。

 ●テーマは「自然を愛する仲間たち展」
 ●会  期:11月17~11月30日(水曜日休館)
 ●開館時間:10:00~16:00
 ●協力いただく作家紹介(敬称略)

作品(すかんぽ)

*花宇宙逸久真:押し花キャンドル
佐野市在住のボタニカルアートキャンドルの作家。季節の移ろいの中で見つけて採取した草や花を、標本のように押し花として保存し、キャンドルに埋め込み作品を作ります。一般的な押し花作品と異なる点は、植物が芽吹き、葉を広げ花を咲かせ、彩り枯れる巡りが、一つの作品に込められています。

モンシロチョウ制作中

*佐藤孝一:切り折り紙
佐野市在住。切り折り紙の第一人者です。目の前で「モンシロチョウ」「ダンゴムシ」を作っていただきました。ダンゴムシを丸く作りあげる指先には驚きというより感動しまた。「子供達の一番人気ですよ」の言葉に子供達の驚く顔が浮かびます。

2つの花

*花癒 植物画
熊谷市在住。自分の育てた草花を中心に鉛筆・水彩・日本画の作品を制作。植物大好き人間の視点から、やさしさいっぱいの作品を描いています。熊谷市在住の大野百樹(故人)先生・宮下和子(故人)先生の教室に通っていました。

■編集後記

今回は自分の事業を紹介させていただきました。家族の反対や周囲の奇異な眼差しを感じながら、奇人変人痩せ老人の夢を実現しようと2年間続けてきました。
不思議なもので肉体的には、従来より倍の負荷が掛かっているにもかかわらず、元気で過ごすことができました。
夢を実現しようという思いと、里山の癒し効果の結果と思っています。
是非、一度お出掛けください。お待ちしております。

■第6回 閑馬の風アート館オープンのスポット写真

案内図
敷地図

作成日:2019/10/20 取材記者:風神雷神荘主人